東工大大岡山キャンパスでは、現在新図書館を建築中です。
書架スペースは地下に建設されますが、地上には「また」おかしな形の建物が建てられています。↓
右奥のクレーンと木に隠れている建物はおかしな建物の先輩、百年記念館。
ちなみにこちらは昨年10月の写真。
まるで大家族が切り分けたケーキのような細く尖った形。
近年稀にみる良質番組「空から日本を見てみよう」の「トンガリ計測部」にも出られそうな、かなりのトンガリっぷり。
かなりの好成績が期待できそうです。
なぜとんがっているのか謎ですが、視点を変えるとその一つの答えがわかる気がしました。
桜並木のプロムナードから新図書館側を望むと、トンガリ図書館はその先端部を向けることになり、圧迫感を感じさせません。これが四角だとせっかくのプロムナードからの景色が台無しになってしまいます。
葉が茂ればさらに目立たなくなりそうです。
また、東側と西側の側面には太陽光パネルがついています。
東面と西面に傾斜をつければ発電をどちらもある程度できる利点もあるの・・・かも?
地下を利用した図書館といえば、2009年に訪れたオランダはデルフト工科大学の図書館が思い出されます
(2009年3月17日撮影)。
地面からなだらかに続く芝生のスロープの下に図書館があります。
側面はガラス張りで、スロープの中心にはトンガリ塔。
私の影↑
中に入ると広い空間になっており、書架は壁面にのみありました。
膨大な量の本の背表紙が色とりどりで、そこにパターンがあるようでないようで。全体として調和しているようでないようで。
図書館とはどういうところかを、本自体を使って表現しているように思えます。
地上部のトンガリ帽は内部にもつながっており、太陽光を導いています。
東工大のトンガリ図書館もどうなるか楽しみです。