一言で「科学技術コミュニケーション」と言っても、その目的や手法は人それぞれです。別名としては、科学コミュニケーション、サイエンスコミュニケーション、science communication、science and technology communication、science and engineering communicationという言葉もあります。
科学技術コミュニケーションとは何かを明らかにすることは、「科学技術コミュニケーター」同士のコミュニケーションを円滑にするとともに、真に社会に求められる科学技術コミュニケーションを、多様な活動の総体によって実現する基盤となります。
本研究室では、フィールドを重視しつつも、マクロな視点・歴史的な視点を持って、様々な事例から「科学技術コミュニケーションは何か」そして「どのようにすべきか」を明らかにする調査・研究を行っています。特に最近は、異なる領域の専門家同士のコミュニケーションに注目しています。
研究事例
- 学際研究における図像の作成から明らかにする異分野コミュニケーション
- インタビュー調査を中心とした文理融合の障壁となる諸要因の探索
- プロトサイエンスを研究者とマスメディアはどのように発信すべきか
- 日本における科学技術コミュニケーション教育研究組織の整理・分析
構想中
- 研究成果から様々な非学術コンテンツへの翻訳の「妥当性境界」はどのように構築されるのか
- アート作品の生物趣味(meta-biologism)から考察する学術知の伝播
- 生物学者のエッセイと物理学者のエッセイ