7月30日、コバエのさなぎを見つけたので、そだててみることにしました。
形からかんがえると、どろそふぃら・めらのがすたーではなさそうです。
さなぎはプラスチックのケースに入れました。
写真はスマートフォンのカメラに虫めがねをつけてとりました。
しばらく毎日観察していましたが、あまりかわりがありませんでした。
8月6日、ひさしぶりに見てみると色が変わっていました。
なにかができているようです。
8月14日、しゅっちょうから帰ってさなぎを見てみると、ぬけがらになっていました。
私はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ抜け殻が残るプラスチックケースを、震える手で、持ち上げた。そうして、それを、隅から隅まで、よく確かめた。そこには、ただ、黒洞々たる穴が一つあいていたのである。
コバエの行方は、誰も知らない。