3月26・27日にYCAMこと山口情報芸術センターを見学・ヒアリングに行きました。YCAMはメディア・アート・テクノロジーを軸に展示やイベント等を展開している地域の活動拠点です。科学技術コミュニケーションとも関連も非常に大きく、以前から行ってみたいと思っていましたが、ようやく重い腰があがりました。
YCAMインターラボの多彩なスタッフと求められる役割、コラボレーション、科学・技術とアートのつながり、「食と倫理」。ラボメンバー川本、片岡、石澤、坂本の関心が一致し、コロナも落ち着いたタイミングでよし行こう!となったのです。
羽田を経由して山口へ。CoSTEP研修科の山内さんも北九州から合流。すでに夕方でしたが、まずスタッフの皆さんからじっくりお話を伺い、その後バックヤードやラボを見学させていただきました。周辺地域もあわせてメディアセンターとして地域が整備されて発足したこと、教育・「実験」を軸に活動をしていることなどが印象的でした。
翌27日はあらためて川本・石澤・坂本で「食と倫理リサーチ」展を中心に図書館などを見学。「食と倫理リサーチ」ではインドネシアのアーティストグループ「バクダパン・フード・スタディ・グループ」による調査まとめが興味深いものでした。太平洋戦争中に日本が食糧不足解消のために導入した作物や食品がインドネシアの食や生活に影響を与えたとのことで、その後もウォッチしたいと思える内容でした。
年度末ぎりぎりのタイミングでの遠征でしたが、「科学技術コミュニケーション」についての見聞を広めることができ、またラボメンバーの交流の場にもなりました。YCAMの皆様、ありがとうございました。