M2のMadelさんが第82回公衆衛生学会でポスター発表をしました。タイトルは「COVID-19 vaccine communication among transnational Filipino families」です。英語でのポスター・口頭セッションもあり、そこにエントリーしました。
初の公衆衛生学会参加でしたが、リスク/ヘルス/サイエンスコミュニケーションをテーマに、メディア分析、質的分析をしている研究も多数あり、非常に参考になりました。Madelさんもディスカッションをすることができ、示唆をえるだけではなく具体的な文献を教えてもらうなど、これからの研究の追い上げに大いに刺激を得ました。
以下関連がある発表等
口頭・ポスター発表
- パブリックヘルスコミュニケーションの広報資材におけるユーモア表現の適用可能性
須賀万智、島崎崇史、山内貴史、柳澤裕之(東京慈恵会医科大学環境保健医学講座) - 医療用放射性同位元素を組み入れた汚い爆弾による放射線テロリズムは成功するのか?
渡邉直行(国際原子力機関) - 環境省「ぐぐるプロジェクト」のセミナー開催に伴う印象調査
アミール偉1)、伊東尚美1)、五月女康作2)、坪倉正治1)
福島県立医科大学医学部放射線健康管理学講座1)、福島県立医科大学保健科学部診療放射線科学科2) - 新興感染症流行に対する人の行動変容の法則
大森亮介(北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所バイオインフォマティクス部門) - Impact of the COVID-19 Pandemic on Measles Vaccine Uptake and Hesitancy
Velikov Petar、Ichikawa Masao、Hori Ai
University of Tsukuba, Faculty of Medicine, Department of Global Public Health - Factors Influencing Continued Participation in a Health Point Project
Wakasa Hana1)、Kurotori Isaku2)、Aoyanagi Michiko3)、Kimura Takashi2)、Tamakoshi Akiko2)
Department of Public Health, Graduate school of Medicine, Hokkaido University1)、Department of Public Health, Faculty of Medicine, Hokkaido University2)、School of Health Sciences, Sapporo Medical University3) - コロナ禍での「地域の縁側」の役割への認識と活動継続への取り組み:質的記述的研究
内山映子1)、山本なつ紀2)、永田智子2)
慶應義塾大学院政策・メディア研究科1)、慶應義塾大学看護医療学部2) - HPV ワクチン接種率と社会経済指標・都会指標との関連
岡愛実子1,2)、片岡葵2,3)、中谷友樹4)、上田豊1)、伊藤ゆり2)
大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室1)、大阪医科薬科大学医学研究支援センター医療統計室2)、神戸大学大学院医学研究科未来医学講座分子疫学分野3)、東北大学大学院環境科学研究科先端環境創成学専攻都市環境・環境地理学講座4) - 日本における風疹に関するSNS 書き込みの経時変化
佐野幸恵1)、堀愛2)
筑波大学システム情報系社会工学域1)、筑波大学医学医療系国際社会医学研究室2) - ダイヤモンド・プリンセス号乗客による組織の構築~COVID-19発生における対応~
秋原志穂
札幌医科大学保健医療学部看護学科 - 合同外部評価(JEE)高評価国から学ぶリスクコミュニケーション:流言や誤報の対処
竹田飛鳥1)、奥田博子1)、齋藤智也2)、冨尾淳1)
国立保健医療科学院健康危機管理研究部1)、国立感染症研究所感染症危機管理研究センター2) - 新型コロナウイルス感染症5類移行に関するマスメディアとソーシャルメディアの分析
吉松芙美、齋藤智也
国立感染症研究所感染症危機管理研究センター - メディア報道を介した公衆衛生サイエンスコミュニケーションの実践からの考察
大西一成
聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科環境保健学分野 - 専門医が生徒に講演して家族の特定検診受診を促すボトムアップ型健康啓発活動の成果
磯山優1)、寺脇博之2,3)、天野方一3)、根本佳和3)
帝京大学経済学部経営学科1)、聖路加国際病院臨床検査科2)、帝京大学ちば総合医療センター3) - 青森県民および東北・北海道の医師・看護師の医療コミュニケーションに関するweb 調査
長内志津子、大西基喜、伊藤瑠美
青森県立保健大学健康科学部 - 地域保健実践者が「地域・都市社会学的まなざし」を持つことの意義に関する考察
氏家士富子1,2)
京都芸術大学大学院学際デザイン領域1)、茨城県つくば保健所2) - 「気づき」が生まれる医療保険者向けオンライン研修プログラムの構築および実証研究
後藤英子1)、神尾美穂2)、福吉潤3)、山本雄士4)、小谷和彦5)
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学分野1)、日本工営健康保険組合2)、株式会社キャンサースキャン3)、株式会社ミナケア4)、自治医科大学地域医療学センター5) - 親子に対しての間食・甘味飲料の与え方に対するヘルスコミュニケーション
古川照美1)、大野智子2)
青森県立保健大学健康科学部看護学科1)、青森県立保健大学健康科学部栄養学科2) - 認知症を有する人との共生を目指したコミュニケーションカードゲームの評価
井口紗織1)、石丸美奈2)、佐藤太一3)、吉田靖代2)、岩瀬靖子2)、坂井文乃2)、鈴木悟子4)
千葉大学運営基盤機構1)、千葉大学大学院2)、千葉大学国際高等研究基幹3)、富山大学学術研究部4)
講演・シンポジウム
- 冬に向けた新型コロナウイルス対策、臨床と公衆衛生を繋いで:札幌市のデータ発信
岸田直樹(一般社団法人Sapporo Medical Academy代表理事) - ウイズコロナ、ポストコロナの戦略
押谷仁、今村顕史、平原優美、奈良由美子 - リスクコミュニケーションの発展に向けて:COVID-19対応からの教訓を活かす
阿南英明(神奈川県理事)、中山健夫(京都大学)、鈴木敦秋(読売新聞) - COVID-19とデータ報道:社会へのデータ発信における教訓と課題
荻原和樹(Google News Lab)