修士2名とCoSTEP研修科1名が修了

3月11日に研究室の送別会を開きました。今年修士を修了したのはジオパーク研究に取り組んだ荒木さんと、ワクチン問題に取り組んだマデルさん。修論発表会は2月2日に開催されました。そしてCoSTEP 研修科で戦争・核遺産をテーマにした成田さん。CoSTEP修了式は3月9日でした。

Madelさんは「Analysis of COVID-19 vaccine communication among transnational Filipino families using Family Systems Theory」と題して、フィリピンと日本に分かれて暮らす親と成人した子からなる家族7例についてインタビュー調査を行い、COVID-19ワクチンの接種に関するコミュニケーションを家族システム理論に基づき分析しました。

荒木さんは「フィールド調査から明らかにする科学と地域社会を融合する専門知~洞爺湖有珠火山マイスターの事例から」と題して、自然科学と地域社会の交差点たるジオパークを対象に、その地で何が学術知と地域をむすびつけるのか、洞爺湖有珠山ジオパークがつくりだす火山マイスター固有の専門知を研究しました。

成田さんは太平洋諸島地域の科学技術の負の遺産をテーマにとりくんできましたが、今年度は主にマーシャル諸島の核遺産と国連のうごきを中心にとりくんできました。学会発表だけではなく、書籍も執筆していて怒涛のアウトプットで最終年度を飾りました。

荒木さんは4月からジオパーク関係のお仕事につき、マデルさんはいったん帰国して充電しますが、成田さんも含め3人とも論文投稿を目指してさらに頑張るぞ。

 

一次会にて。片岡先輩からのプレゼント
札幌らしく締めパフェ