大哺乳類展

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国立科学博物館で3月13日から公開される「大哺乳類展 陸のなかまたち」の内覧会に行ってきました。
開会式は思った以上に立派です。
写真で挨拶しているのは、今回の展示の中核となるヨシモトコレクションを科博に提供したヨシモト財団の方。
ヨシモト氏(故人)はハワイ在住の日系の方で、世界中をハンティングして周り、標本を収集した方とのこと。
今の時代、こういう方はもう出ないでしょう。
この展示では、シートンと星野道夫さんにも焦点を当てています。
シートン→ヨシモト→星野と、考えると時代ごとの動物との接し方の変化を象徴しているようで面白いです。

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展示でまず目に付いたのはケナガマンモスの肉。
まるきりギャートルズの肉です。
アングルを間違えててあまりよい写真ではありません・・・

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哺乳類のなかではけっこう好きなヒメアリクイ。
剥製なのでどうしても毛がぺっそりしてしまうのはしょうがないですが、
止まり木(画面上に切れている円筒形のもの)から転げ落ちている!
他にコアリクイとオオアリクイの剥製、オオアリクイの骨格標本がありました。

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ゾウの鼻のホルマリン標本。写真は先端部ですが、
根元側の切断面を見ると鼻腔がきちんと二つあることがわかります。
表面に剛毛がわりと規則的に生えていたり、特定の場所に小さなコブ状のものがあったりします。
感覚器でしょうか?

展示全体を見て、このような展示の売りは何かなと考えました。
生き物は生きているものですから、死んでいる標本ではかなり大きなハンデがあります。
逆に死んでいるからできる展示とは、やはりこの展示でも実施されている
一緒には飼育できない生き物達を密集して展示すること、
普段目にする事はない骨格などの標本の展示でしょうか。

タイトルの「陸のなかまたち」に違和感を覚えましたが、
次回は「海のなかまち」という展示をやるとのことで納得。
海の生き物を陸で展示するわけですからどうなるのか。
比較してみるのも面白そうです。