めぐる、かわる、ことば

デュアルユースに言及した科学技術政策に関する文書等の変遷について、以下のようなツイートを2017年にしました。

 

ここに「デュアルユース」を継ぐ者が登場しました。

ムーンショット型研究開発制度(2019)

「失敗を許容しながら、革新的成果へと発掘・育成(結果的に、「失敗」という概念が消滅)」「スピンアウト」https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/gaiyo.pdf

「スピンオフ→民間ファンド・関係府省施策」/「他事業成果→スピンオン」/「スピンアウト→民間ビジネス・インフラ事業」https://www.kantei.go.jp/jp/singi/moonshot/dai3/sanko5.pdf

 

文書はImPACTやDARPAに言及しており、時系列的にも制度的にもImPACTの後継です。そして内容的にも「あるものが別のものにも役に立つ」「従って効率的・有用である」という広い意味での「デュアルユース観」が通底しています。