日本ジオパーク全国大会で荒木さんが発表

M2の荒木さんが今年度2回目の学会発表をしました。本人がまとめた報告記を掲載します。


10月29日に、第13回日本ジオパーク全国大会in関東@銚子で荒木が口頭発表を行いました。タイトルは、「科学と地域を統合する洞爺湖有珠火山マイスターの専門知~科学者・行政との協働から明らかにする質的研究~」です。ジオパークにおける科学技術コミュニケーションの必要性や、研究者と地域住民を繋ぐ火山マイスターの分析結果について発表を行いました。質疑応答も活発に行われ、今後の研究で大事になる視点も頂くことができました。

口頭発表の様子。発表テーマは「ガイド」でエントリー。会場には30名~40名の関係者に見ていただくことができた。

各地域によって少しずつ活動が異なるジオパークですが、この全国大会を通じて研究者、行政職員、ガイド、学生など様々な関係者が情報を共有することにより、日本のジオパークネットワークの構築に繋がっています。今年は銚子市と秩父の2拠点合同で、10月27日から29日の日程で開催されました。

地面が切り取られたかのような断面を魅せる屛風ヶ浦
銚子ジオパークの看板

初日には来年度以降のジオパーク申請の為の相談会や運営会議が、2日目には基調講演や分科会が、3日目には口頭発表とポスター発表が行われました。荒木は全日程に参加し得られた、現在のジオパークの直面する課題やガイドの状況は、大いに今後の修士研究に役立てたいと思います。

ポスター発表会場:銚子会場では災害・保全・ガイド・めぐみなどのテーマで発表が行われた
大会会場:先進的なジオパーク活動をしている団体が表彰されていた
運営会議:ワークショップも行われ、様々なジオパークの行政職員とディスカッションを行った