今回の学会でボスが発表するのは3日目の19日。
その後にどこかに食事に行こう、ということでボスが候補にあげたのがレレ(Relæ)。なんでも一つ星レストランだとか(ガクブル。
そこで私がホテルの人に頼んで、電話で予約を入れようとしたら、今日以外は空いていないということで急遽行くことになりました。
場所はホテルがあるフレデリクスベアとコペンハーゲンのちょうど中間あたりのやや北。
タクシーで10分程度。
小さな通りに面したこじんまりしたお店です。しかし中に入ると活気にあふれていました。カジュアルな感じで高級レストランといった雰囲気ではありません。
カウンター席にすわり注文。お店のかたもフランクです。
コースは一般的なものと、ベジタリアンコースの二種類がありましたが、私は諸般の事情でベジタリアンコースを選択。
一品目は北海道産ヘーゼルナッツとシーバックソーン
去年学会で行ったハンブルグで泊まったホテルのレストランでも「北海道のイモのなんとやら」というメニューがあったことを思い出しました。
それなりのブランドなのでしょう。異国の地で故郷の名を見ることができるのはうれしいことです。
ちなみに食器は机の引き出しから自分でとる方式。
すばらしい合理性。
二品目はカブとセリとホースラディッシュ。
切り干し大根のような歯ごたえと爽やかな酸味。
酸味が料理の中で割と主体という共通点はありつつも、一般的なデンマーク料理とはかなり異なる印象です。
素材の味をいかしてあっさりとシンプルにまとめられており、これがノルディックキュイジーヌかと思いました(←ぜんぜんわかっとらんくせに)。
4S学会でも “New Nordic Kitchen: Beyond Gastronomy and the Culinary Art” “Herb and Soil: Tastings from the New Nordic Kitchen”という展示企画があり、ここ5年から10年の間にコペンハーゲンの目玉となっているようです。
三品目はあぶったキュウリとタピオカ的なスープ
私はベジタリアンじゃないので流石に野菜ばかりで少々物足りなくなってきましたが、きれいな料理でした。
カウンターの奥には一つ星にちなんでか、ミシュランのビバンダムらしきポスターがうっすら見えます。デフォルメされていてぬっぺほふみたいですが。
四品目。アンズタケを添えたリンゴのグラニテ
アンズタケはカリカリにあぶられており、グラニテはほんのりしょっぱくかつ甘い不思議な味と食感。
斬新。
以上、柄にもなく「みみずのずみみ」初のグルメリポートでした。