PVとGPSロガー@掛川

(2010.12.7修正 CONCERT→CONCERTO)
掛川に日帰り出張に行きました。

午前中は、掛川市の小中学校全校に太陽光パネル設置が完了したことを記念した式典に出席。
会場は佐束小学校。

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掛川市には小学校が22校、中学校が9校あるのですが、2009年5月の補正予算による「スクールニューディール」で小学校21校、中学校8校に太陽光パネルが設置されました。
(ただし桜ヶ丘中学校と西郷小学校は地元NPOと地元企業等による設置)

全国の小中学校への太陽光パネルの設置、省エネ化などのエコ化は量的な環境貢献効果もありますが、教育的な側面も大きいと思います。それも、学校内だけではなく、地域をまきこんだ活動です。

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そういったことについて式典でボスのS先生があいさつしました。
その後その実践例ということで、地元NPOwakuwaku西郷の方が小学生向けにちょっとした授業を行いました。寒い体育館で座り続けた子供の体と心をほぐすアイスブレイクから始まる引き付けるなかなか面白い授業でした。

午後は市役所の方と今後の研究の打ち合わせ。
当初の予定では掛川市内を自転車で回って、街並みの実地見聞とGPSロガーのテストを行う予定でしたが、あいにくの大雨。そこで市役所の車で回らせていただくことになりました。

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居住している方々の年齢層、坂道や歩道の有無、買い物ができる場所や病院など環境は様々です。
GPSロガーCONCERTO-B1に表示される速度は車の速度計と見比べても数秒の遅れはあるものの正確でした。

掛川市役所から各所を回り、掛川駅まで移動しましたが、記録された軌跡も非常に正確でした。

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下は掛川市役所から自宅までの距離-速度グラフ。

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掛川市役所から掛川駅までは上掲の地図どおり、車での移動で40km/hと0km/hを行ったり来たりしています。

掛川駅から品川までは こだま で移動しました。
菊川を過ぎたあたりから新富士までと、同じく三島と小田原間はトンネルで電波をロストしたため速度は0になっています。
電波をロストした地点から再キャッチした地点の軌跡は、両者を結んだ最短距離になります。
なので掛川‐新富士間の実走距離は76.3km(wikipedia)ですが約70㎞に、三島‐小田原間の実走距離34.6kmは約25㎞と、実走距離より短く表示されています。
ちなみに三島から東へ熱海へ向い、それから北の小田原へ向かう三島‐小田原間のほうが線路の屈曲が大きく、差も大きくなっています。

最高速度を見ると、268km/hとなっています。こだまの最高速度は270km/hとされているので、おおむね正確でしょう。
なお、最高速度は駅間距離がもっとも長い小田原-新横浜間で出ており、ほかの駅間では一定速度で走る時間はほとんどないのがよくわかります。

ということで、以前の徒歩テストとくらべて車、新幹線ではかなり正確に記録できたCONCERTO-B1ですが、自転車ではどうなのか?早く確かめてみたいです。