2023年4月11日(火)、今年度の院生ゼミを開始しました。11日は荒木さん・マデルさんが研究概要を新入の佐々木さんに発表しました。
荒木さんは洞爺湖有珠山ジオパークをフィールドに、ジオパークガイドという学術知と地域知の仲介的専門家の専門性を、ジオストーリーとナラティブから明らかにしようとしています。5月のJpGU(日本惑星科学連合)@横浜で発表予定です。
マデルさんは、日本に留学しているフィリピン人学生とフィリピンに在住する家族の間のコミュニケーションに注目して、新型コロナワクチンに対する態度への影響について分析する予定です。10月の日本公衆衛生学会@つくばで発表します。
二人とも1年かけてテーマを絞り込んできました。ここから半年が本格調査の正念場です。
翌週の18日は佐々木さんが薬学部での卒業研究を発表してくれました。テーマは「H2O2刺激時のT細胞におけるSTAPファミリーの役割」。プログラムされた細胞死(アポトーシス)のメカニズムの一端を明らかにする基礎研究で、長期的にはアレルギー等の治療につながり得るものとのことでした。修士ではデュアルユースをテーマにしますが、概ねどのような方向性の研究をするのかをディスカッションしました。