夜歩く

夜遅く帰宅しようと大学の部屋を出ると、道端にたくさんのミミズがいました。

20100721-1

ミミズというと雨が降るとたくさん道端に出てくるという印象が強いですが、雨が降っていない時でも実はけっこう道端に出てきています。それも夜。

ぐずぐずしているとアリに たかられてしまいます。逃げてー

20100721-2

考えると土中や落葉中のほうがアリとミミズがよく出会いそうです。
しかしミミズがうまく生き延びていることを考えると、ミミズはうまく避けているのでしょうか。

すくなくともアリの巣に突入しないような能力(臭い、振動)をミミズは持っているのかもしれません。

あるいはミミズの体表にはアリなどが嫌がる化学物質を付けているのかも?
写真のミミズはすこし渇き気味だったので、その物質が少なくなってしまっているのかもしれません。

大昔の動物学会で、ミミズ(シマミミズだったか?)から抽出した体液をいろんな動物に注射して毒性を調べた研究がありました。
昔自分が研究していたヤマトヒメミミズは寒天をひいたシャーレで飼育するのですが、元気なミミズがいると寒天はきれいなのですが、元気がないミミズだと、寒天に細菌やカビが増えてきます。

やはり何か出しているのでしょう。