12月9日から14日まで、所属するGCOEの国際フォーラムで、石垣島へ行ってきました。
私はGCOEの特任助教として、サポートスタッフとしていろいろ走り回りました。
参加大学は、
カンザス大学・コネチカット大学・ジョージア工科大学・テネシー大学・ドレクセル大学・プリンストン大学・ペンシルバニア州立大学・マサチューセッツ工科大学(アメリカ)、シュツットガルト大学・ダルムシュタット大学(ドイツ)、ナント大学・リヨン大学(フランス)、ケンブリッジ大学(イギリス)、ユトレヒト大学(オランダ)、チェコ大学科学アカデミー(チェコ)、KIAST(韓国)、そして東京工業大学
となんと8か国から17大学!
口頭発表する学生だけでも111人!(ほとんどが博士課程、数人が修士課程とポスドク)
参加者の分野は太陽光発電、燃料電池、燃焼、二次電池、原子力、材料、社会科学と多岐にわたっています。
異なる国の学生たちは、4人一部屋で5泊6日間をすごします。
部屋ごとのチームには、専門外の分野についての課題が出され、最終日にそれについて見解をまとめたプレゼンテーションを行います。
さらに一線の研究者による招待講演が7件。
ホテル内の会議室で発表したり、それを聞いたりするだけではなく、石垣島だからこそ学べることも学びます。
12日はエコロジカルルツアー。やいま村では伝統家屋を見学。
赤瓦は熱をためにくく、過ごしやすいそうです。今でいう耐熱ガラスフィルムでしょうか。
柱はサンゴの上に乗っかっています。
塩気があるのでシロアリがよらず、湿気もたまらないので材木がもつとか。
やいま村のマングローブや、川平湾のサンゴも見学。サンゴのCO2固定量は膨大なものです。
初日10日のキーノートレクチャーでは、大気の物質循環を研究している東京工業大学の吉田尚弘先生が講演しました。吉田先生は川平湾のサンゴも研究しているそうですので、講演の内容を実感として学ぶことができたのではないでしょうか。
最終日には社会科学系の招待講演として江守正多氏にご講演いただきました。
温暖化予測の科学的研究だけではなく、社会的リスクについても社会へ発信し、さらには温暖化懐疑論者と討論したりと、科学者として社会にどう対するかといったことについてお話していただきました。
最終日13日の夜は、個人プレゼンテーションと部屋別グループワークの表彰でした。
皆さん輝いています。
14日の昼に石垣から那覇を経由して東京へ。
初日の夜は寒くてどうなるかと思っていたのですが、その後は毎日暑く、ジャケットは着ずじまいでした。
GCOEの国際フォーラムの開催地は日光、沖縄(恩納村)、石垣とどんどん南に移動してきました。
来年はどこで開かれるのか?さらに南となるともはや国外しかないですが・・・さてさて。