2022年度前期大学院授業「科学技術史特論」では課題図書としてコリンズ『我々みんなが科学の専門家なのか? Are we all scientific experts now?』(法政大学出版局2017)を選びました。コリンズ本では、今年でた『民主主義が科学を必要とする理由』の方がより物理的にも内容的にも厚みがありますが、院生の関心により近いということでの選出です。ポランニーの『暗黙知の次元』を参考資料にしようという意見がでています。
メンバーは院生7名、CoSTEP研修科生1名。4月から3ヶ月で読み進め、昨年度に続きキーワード解説集を執筆していきます。成果はHUSCAPで公開予定です。
解説集を公開しました
- 『我々みんなが科学の専門家なのか』キーワード解説集(2022年8月16日)
これまでの課題図書
- 2021年度: 『二つの文化と科学革命』CPスノー(みすず書房1959/93=2021)および原著
- 2020年度: 『専門知を再考する』Hコリンズ・Rエヴァンズ(名大出版会2007=2020)および原著
- 2019年度: ”The Handbook of Science and Technology Studies 4th edition” Felt et al., ed. (MIT press 2016)
- 2018年度: 『ペンタゴンの頭脳』Aジェイコブセン(大田出版2015=2017)および原著
”A Web of Prevention: Biological Weapons, Life Sciences and the Governance of Research” Rappert & McLeish ed. (Routledge 2014) - 2017年度: ”Innovation, Dual Use, and Security: Managing the Risks of Emerging Biological and Chemical Technologies”(MIT press 2012)
- 2016年度: 関心のある科学技術コミュニケーション・STSの英文論文を選び、発表